アップル引越センターが2023年1月27日に発表したプレスリリースを見ていたら、「おや?」と思う表記がありました。同社のWeb見積&引越し予約システム「ラクニコス」の利用者を年齢別に分類した際、50歳代以上の利用が「激しく増加」していたというのです。
2019年比で50代以上の利用が2.89倍に
ラクニコスは2016年10月にベータ版が公開され、このほど累計利用件数が50万件を突破しました。その間の特徴的なできごととして、50代以上の利用者激増があります。2019年と2022年の11月同士を比較した場合、50代以上の利用は2.89倍ですから、激増の表記もあながち誇張とは言えません。
同じ期間で見た場合、20代前半以下の層でも、ラクニコスの利用は大幅増となっていますが、こちらはデジタルネイティブ世代でもあり、理解できます。
コロナ禍で増えたオンライン見積
なぜ50代以上の利用者がそれほど増えたのか。同社の分析では、コロナ禍が背景にあります。コロナ禍では、訪問での見積が難しくなりました。訪問での見積もりが必要なケースは、比較的大きな住宅の引越しで、すなわち一定以上の年齢ということになります。
そのため、これまではオンラインと親和性が高くなかった50代以上の利用が、大きく伸びたというのです。注意が必要なのは、同社が示している数字は、実数ではなく伸び率だという点です。
比較対象となる2019年11月には50代以上の利用がかなり少なかったため、伸び率だけ見ると大きく出てしまった……ということも考えられます。というか、そうなのだろうと思います。
50代以上の利用は確かに増えたが…数字の読み方に注意
このプレスリリースでは、実数の変化は明らかになっていません。50代以上のラクニコス利用が大幅に増えたのは事実でしょうが、だからといって50代以上が若者と同様にWeb見積をみんな活用している、と考えるのは早計です。期せずして、数字の読み方には注意しなくてはいけないことを思い出させてくれたプレスリリースでした。
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