トラック運転手の残業規制を厳格化する「物流2024年問題」については以前も取り上げていますが、2024年の引越しシーズンには業者が手配できない「引越し難民」の大量発生が予想されています。
3月に引越し難民が大量発生?
全国に67店舗のトランクルームを展開するキュラーズが2月5日に発表したプレスリリースによると、引越し難民が発生する理由は以下の2つです。
- 物流2024年問題
- 新築マンションの引き渡しタイミング
物流2024年問題については、以下の過去記事をご参照ください。
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この春の引越しは手配を早めに! 理由は「2024年問題」
このところマスコミでも話題となっている「物流2024年問題」。要するに、トラックドライバーの労働時間規制を厳格にして、長時間労働をさせないようにします、だからモノがこれまでと同じようには運べません…… ...
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新築マンションの引き渡しは、マンション分譲業者が年度内の3月までに済ませようとする傾向があります。学校の新学期とあわせる、ということの他に、業者が3月決算である場合が多いため、売上を決算前に作りたいという事情もあります。
引越し難民を避ける3つの方法
こうした背景により、引越しシーズンがピークを迎える3月に引越ししようとしても、業者がつかまらず引越し難民になってしまう可能性があるというのです。
引越し難民にならないためには、どうすればよいのでしょうか。キュラーズのリリースでは、以下の3点を挙げています。
- 早めに予定を決める
- 日程を大幅にずらす
- 荷物を分けて引越す
「早めに予定を決める」と「日程を大幅にずらす」は、わかりやすいと思います。業者の余裕があるうちに予約を入れてしまうか、ピークを避けて業者を手配するか、ということです。
「荷物を分けて引越す」というのは、必要最低限の荷物だけを運んで新居に移り、業者の人手にゆとりができたころに残りの荷物を搬入するといった方法を意味します。本格的な引越しまでの間、荷物はトランクルームに保管するやり方です。
トランクルームの利用は賢いかも
キュラーズのトランクルームは24時間、365日いつでも荷物の出し入れが可能です。好きなタイミングで、新居に荷物を移せるメリットがあります。トランクルームまで無料で運んでくれる「無料シャトル」サービスや、自宅までシャトルバスで迎えに来てくれるサービスがあるのも、キュラーズの利点です。
ピークから時期をずらすことで、引越し費用を大きく削減できます。トランクルームの利用料は、それほど高額でもありません(場所や量にもよるとは思いますが)。無理にピーク時に引越しするよりも、一時的にトランクルームを利用するのは、賢い方法と言えそうです。
キュラーズのトランクルームの利用料は店舗の場所によって異なります。気になる方は、同社ホームページを確認してください。割引料金の適用などもありますよ。