世界に冠たる高齢国家・日本で最大の心配事といえば、老後資金が不足しないだろうか? ということ。
長生きそのものはいいことだけど、働けなくなって年金は減らされたり支給開始が遅らされたりして、年齢とともに病気にもかかりやすくなるだろうし、お金がないとそもそも生きていくのが大変です。
そこで今回は、王道の投資法「B&H」についてざっくり説明しちゃいます。
初心者向きの超簡単投資法
B&Hをお勧めしたいのは、これまでほとんど株式投資などしたこともない、資産運用といえば銀行の定期預金だけ、といった人です。
FXが悪いわけではありませんが、短期間に大きく資産を増やせる可能性があるということは、その逆もあり得るということ。
そうしたい気持ちはわかるけど、焦らずゆっくり増やしていこうというB&Hです。
シンプルでわかりやすい投資手法
B&H投資法は、一般的にはバイ・アンド・ホールドと呼ばれているもので、証券投資における多分最古の、ひょっとしたら最強の投資法ではないかと思います。
バイ・アンド・ホールド。その名の通り、買ったらそのまま持っておく。
ただそれだけです。
何を買ってもかまわないお手軽投資法
買ったら持っておく、それはわかった。
では何を買えばいいのか?
答えは何でもいい。
現物株でもいいし、投資信託でもいい。
ETFでもREITでもいい。
ロボアドでもいい。
何でもいいとは言うものの、いろいろな条件が付いていたりするものは不向きと言えます。
他社株転換条項付債券とか、そういうやつですね。B&H&Hに限らず、投資するなら自分が理解できる商品にしましょう。
今こそB&H投資のチャンス
2003年の日経平均株価は大きく値を下げ、8000円割れの局面もありました。
そこで日経平均連動型のインデックスファンドを買って、2020年9月までじっと持っていたとしたらどうなったでしょうか。
2020年9月には日経平均株価は2万3000円どころで推移していますから、ざっと4倍になったという計算です。
もちろんこれは机上の計算ですし、過去の数字を見たうえでの仮定の話にすぎません。
株価が上がるか下がるかはわかりません。
個別で言えば、上がるものもあれば下がるものもあるのが普通です。
株価予測など「当たるも八卦」ですので、その点は十分ご理解ください。
絶対に儲かる、などということはあり得ない
B&H&H投資なら絶対に儲かる、とは言えません。
当たり前ですが、株価は上がったり下がったりするものです。
コロナウイルス感染の拡大で2020年3月には大きく株価が下落しましたが、たまたまそのタイミングで資金が必要となって保有株を現金化したような場合には、損失を出してしまう可能性があります。
個別銘柄に投資していれば、その会社が倒産したりすることもあり得ます。
絶対に1円たりとも損したくないと言うのであれば、国債か銀行預金にして年利0.1%にも満たない、その代わり安全な運用で我慢するしかありません。
銀行の定期預金は、メガバンクなら年利0.002%です。
元金100万円を複利で30年運用しても利息は税引前で600円にしかなりません。
多少なりともリスクを取らなければ、資産を増やすことはできないのです。
その中で最もシンプル、簡単なB&Hだろうと思います。
できるだけ安くなったところで買って、高くなったら売るように心がけたいものです。
今回は王道の投資法B&Hことバイ・アンド・ホールドについて説明しました。
何かのお役に立てば幸いです。では、また次回。
個人的にはFXも悪くないと思っています。要はやり方です。もし始めるなら、キャッシュバックの大きいDMM FXがおすすめです。