メンズの介護脱毛はもはや常識？市場拡大の足音が聞こえる

　こんにちは、メンズ脱毛コンサルタントのナラchanです。

　今回はメンズの介護脱毛市場の拡大について考えてみました。

現状は20代と30代が牽引するメンズ脱毛マーケット

　リクルートライフスタイルの調べでは、2019年上期のメンズ脱毛の利用経験率は20代男性で13.7％、30代で11.2％、40代でも6.2％となっています。数字は小さいようにも思えますが、2014年上期と比較すると2.2～5.7ポイントの大幅増となっています。

　メンズ脱毛が、特に若い世代ではかなり一般化してきたことが見て取れます。

メンズは脱毛費用にどのくらいかけているのか

　2019年6月に実施された中小企業基盤整備機構の調査によると、脱毛サロン等の1回あたりの利用金額は、利用者層全体（男女）で見ると「3,000円未満」の利用が31％で最も多く、次に「5,000円から9,999円」が23％と続きます。この結果から、同機構は5,000円から9,999円が1回あたりの利用金額の相場だと推定しています。

　調査内容を詳しく見てみると、男性30代の20％超が「1回あたり30,000円超」と回答していることに気付きます。

　圧倒的に高額ですが、これは恐らく、全身脱毛の契約をした人が回答者に含まれていたためでしょう。しかしこのことは、メンズにも全身脱毛が広がりつつあることを感じさせます。

　同じ調査で今後の利用意向を尋ねたところ、「ぜひ利用したい」「どちらかといえば利用したい」「どちらともいえない・わからない」の合計が20代男性と30代男性で46％、40代男性では35％にのぼりました。「脱毛に関心はあるもののまだやったことがない人」が相当程度いることがわかりますね。

　メンズ脱毛のマーケットはまだまだ拡大しそうな予感がします。

　脱毛サロン運営会社のヴィエリスが2020年8月に実施したアンケートでは、脱毛未経験男性が「脱毛したい部位」として答えたナンバーワンは「ヒゲ」で、全体の56.2％でした（複数回答）。次いで「すね」が31.4％、「VIO（アンダーヘア）」が27.6％の順で続いています。

　同じアンケートでは脱毛したい理由も聞いていて、こちらは第1位が「ツルツルな肌になりたいから」の57.1％、第2位が「手入れが面倒だから」で47.6％、第3位は「衛生的だから」の40.0％でした。

　日本は、世界でも例を見ないほどのスピードで人口の高齢化が進んでいます。メンズ脱毛の将来を考えると、高齢になって介護される場合に備えて、介護脱毛をする人が増えることが考えられます。

画像出典元：VIREGA公式

　介護脱毛とは、要介護状態となった時に排泄物の処理などで介護者の手を煩わせないよう、陰部の脱毛処理をしておくこと。脱毛未経験のメンズが「脱毛したい部位」第3位に挙げたVIOこそ、まさに介護脱毛と合致します。

　若年層が引っ張ってきたメンズ脱毛マーケットですが、これからはエチケット意識の高いシニア層も増えて来そうです。

「もっと早くやれば良かった」と感じている人が圧倒的【メンズ脱毛】

　前述のヴィエリスが、別のアンケートでサロン脱毛経験のある男性に感想を聞いたところ、「もっと早く通っておけば良かった」という回答が全体の87.3％にもなっていました。

　メンズ脱毛に一歩を踏み出すまでには「痛いのではないか」「費用が高そうだ」「恥ずかしい」など、心理的なハードルがいくつも立ちはだかります。

　しかし、いざ始めてみた人の圧倒的多数が「もっと早くやれば良かった」と思っているのです。こうした経験者の声が広がれば、脱毛を始める男性がさらに増えるのではないでしょうか。

　本記事では、メンズ脱毛マーケットの全体的な傾向をとらえて、利用経験率や利用意向、費用の相場観などをまとめてご紹介してきました。

　個人的な意見ですが、やはりメンズ介護脱毛が市場に火をつけていくのではないかと感じています。

　市場動向にかかわらず、脱毛を始めようかと思ったなら、早めのスタートをおすすめします。「よし、やるぞ」と決めたあなた、下記のような記事も参考にして、ベストなメンズ脱毛を進めてくださいね。