家具インテリアの一括問い合わせサービス「SHOPNAVI(ショップナビ)」を運営するヘヤゴトが実施したアンケートで、家具を購入する際に「予算をオーバーしてしまう」と回答した人が63.6%にも上ることがわかりました(回答数622人)。
引越しシーズン真っ盛りの今、転居に合わせて家具を購入する人も多いことでしょう。
何かと物入りの引越しなのに、家具も予算オーバーとなると財布がピンチになりかねません。
予算を決めてから買っているのに予算オーバーに
このアンケートによると、「いつも予算を決めてから家具を購入する」という人が62.0%でした。
ということは、6割以上の人は予算を決めてから購入していて、6割以上の人が予算オーバーになっているわけです。
予算を決めて購入する理由トップ3は下記のとおりです(複数回答可)。
予算を決めないと出費が増えるから 59.2%
目安にしたいから 49.5%
決められた金額内で購入したいから 44.5%
そうです。予算を決めずに買い物して出費がどんどん増えてしまうというのは、ありがちな失敗です。
家具の場合、それがわかっていて予算を決めていても、やっぱり予算オーバーになりがちだということですね。
気に入った家具は予算内では収まらない
そして予算オーバーになる理由の上位はこちらです(同)。
気に入った家具と予算があっていることが少ないから 43.8%
あくまで予算は予算だから 40.0%
毎日使う家具は値段よりもクオリティ重視で選びたいから 30.6%
理由はよくわかります。
家具は長く使うものだけに、気に入らないものを値段重視で買ってしまうと、長いこと後悔することになりますからね。
買い物格言に下記のようなものがあります。
迷う理由が値段なら買え、買う理由が値段ならやめておけ
「ちょっと予算オーバーだけど、欲しいなあ」と思うなら買い、「安いから気に入らないところもあるけど買っとくかな」というのはやめておけ、ということです。
家具のような大きなものを買う時には、この格言が頭を駆け巡る人が多いのかもしれません。
ディドロ効果が家具の予算をオーバーさせる
新しいスマホに買い換えたら、それを入れるカバンとの色合いが気になってカバンを買い換えて、そうしたらスーツがみすぼらしい感じに思えたのでスーツを新調し、今度は靴、ベルト…と次々に新しいものに買い換えていくような現象って、ありますよね。
これをディドロ効果と言います。
テーブルを新しくしたら絨毯との相性が良くない、絨毯を買い換えたらソファとのマッチングが気になる…。
家具は大きなものが多いので、別の家具との色調やサイズバランスなどが微妙に気になってしまいがち。
毎日のくつろぎスペースである自宅に置く家具ですから、他の家具とのバランスも考えて快適空間を作りたいもの。
家具の予算オーバーを招く背景には、ディドロ効果の働きもありそうです。
一括見積もりできれば予算オーバーは防げる?
家具購入の予算オーバーを防ぐには、様々なお店を見て回り、十分に下調べをすることが必要です。
でも、なかなかそんなことはできませんよね。
アンケートは最後に「事前に複数店舗に一括見積もりができるサービスがあると良いと思いますか?」と質問し、「とても良い」「どちらかといえば良い」を合わせると85.9%の回答を集めています。
アンケートを実施した会社のサービスが家具インテリアの一括見積もりサービスなので、高い支持には納得できます。
と言ってしまうと身も蓋もありませんが、一括見積もりサービスがあれば、確かに便利だと思います。
今回は家具購入時に予算オーバーする問題についてご紹介しました。
本記事が何かのお役に立てば幸いです。では、また次回。
記事中のアンケートの概要
「家具の購入予算」に関する調査
【調査期間】2021年12月29日(水)〜2021年12月30日(木)
【調査方法】インターネット調査
【調査人数】1,003人
【調査対象】家具を購入したことのある全国の男女
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