年末が近づき、何かとあわただしい12月。こんな時期に引越しする人なんているだろうか? と思うかもしれませんが、こんな時期だからこそ引越しにメリットがあるのです。以下に詳細を解説していきます。
12月の引越し料金相場
引越し見積サイト「引越し侍」によれば、12月上旬の費用相場(全距離平均)は、単身(荷物少)で32,400円、3人家族では63,000円です。それが12月下旬になると、単身(荷物少)で36,860円、3人家族では85,500円と、そこそこ上がります。
繁忙期の3月には単身(荷物少)で67,481円、2人家族で127,907円でしたから、相当安く引越しできることがわかりますね。
どの月でも下旬になると料金が上がるという法則がありますが、12月の下旬に相場が上昇するのは、年末年始が近づくためです。12月のお得な引越しを狙っているなら、なるべく早めがよいでしょう。
12月に引っ越すメリットとデメリット
12月の引越しで最大のメリットは、前述したように、料金が安いことです。引越しをする人が少ない季節なので、引越し業者の人員にも余裕があり、料金のほか日程も融通が利きやすい傾向にあります。
年末年始の休みを利用して、ゆっくり荷ほどきしたりインテリアコーディネートを検討したりできるのも、この時期ならではです。12月に引っ越すメリットをまとめると、以下の通りです。
- 料金が安い
- 日程も融通が利きやすい
- 年末年始にゆっくり荷ほどきできる
一方、12月の引越しにはデメリットもあります。代表的なものは「寒さ」でしょう。いかに猛暑だった2023年といえども、12月といえばもう本格的な冬。地域によっては雪も降ります。引越しに当たっては寒さ対策、雪対策などをしっかり考えておかなくてはなりません。
引越し件数の少ない12月には、賃貸住宅の物件が少ないことも考慮に入れておきましょう。これは引越し料金が安くなることと裏腹ですが、気に入った物件に巡り合えない懸念もあるのが12月の特徴です。
下旬に差し掛かると、年末年始を利用して引越しをする人が増えるため、料金が上がってしまう点も、押さえておきたいところです。12月に引っ越すデメリットをまとめると、以下のようになります。
- 寒い
- 賃貸物件が少ない
- 下旬は料金が高い
12月の引越しに特有の注意点
12月の引越しには、12月であるがゆえの注意点がいくつかあります。ここでは3点をご紹介します。
電気・水道・ガス
電気や水道、ガスなどの生活インフラは、早めに開通手続きを済ませておきましょう。年末年始の休暇期間に入ってしまうと、電気やガスなどが使えない期間が発生しかねません。エアコンの移設なども、同様に早めに手配した方が無難です。
郵便の住所変更
役所への転入・転出手続きはやっても、忘れがちなのが郵便の住所変更です。年末年始は年賀状のシーズンであり、年間で最も私信が配達される時期でもあります。年賀状が迷子にならないように、郵便の住所変更も早めにやっておきましょう。インターネットでも手続きできますよ。
年末調整
12月に新しい住所に引越す場合は、住民税の年末調整で新住所を記載する必要があります。住民税は翌年1月1日現在の住所地の市区町村に納付する、と決められているためです。
安く便利に引越しするにはコツがある
引越し料金を安くしようと思ったら、一括見積もりサイトを利用しましょう。数多くの業者に、一度に見積もり依頼ができるので便利です。
かつての一括見積もりサイトは、業者から山のように電話がかかってきてしまい、煩わしいという弊害がありました。
今は一括見積もりサイトも多種多様。サイト側がコンシェルジュ代わりになって見積もりを取る件数を絞ってくれるようなサービスもあるので、怒涛の電話攻撃を避けたい人はそういうサービスを選ぶのも一考です。
「トレファク引越」のように、不用品を引越しの際に一緒に買い取ってくれる便利なサービスもあります。買い取り代金が引越し料金から差し引かれるので、便利なだけでなくお得に引越しできるイチ押しサービスです。
一括見積もりサイトには以下のような例がありますので、引越し予定のある人はチェックしてみてください。【PR】
嵐のような電話攻撃を受けない引越し見積もりサイト【引越しラクっとNAVI】
需要の少ない12月を選んでリーズナブルに引越しを
本記事ではここまで、12月の引越し料金相場や11月に引越しする場合の注意点などを解説してきました。12月は、年末を除けば引越し料金も安く、転居を検討するには好適な季節です。今から準備を始めて、リーズナブルな引越しを実現させてください。
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